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その「金属アレルギー」どうなんでしょ

その「金属アレルギー」どうなんでしょ
ご注文のお客様の中に、私金属アレルギーなんで…と仰る方がいらっしゃいます。
確かに銀や18金には、割り金と呼んで銅が微量に入っているので、
その銅分に反応される方はわずかにいらっしゃるのは確かです。

昔1年だけ働いていた、大手メーカーの偽物を創っていた町田のジュエリー工場では
(現在では悪行が祟って潰れたようです)ホワイトゴールドにニッケルを混ぜていましたし、
プラチナにはコバルトを混ぜている業者もあります。うちは混ぜてません。

余談ですが、ニッケルは混ぜないで欲しい。
硬いから刻印は入らないし、曲げようとしたらすぐ折れる。
ジュエリーには不向きでしょうと思いますが、安かろう悪かろうな業者は好んで使っている様です。

ただ、汗に反応する事もあるようですよ。
例えば幅広な指輪を付けた時、ずっと金属に触れていると汗が接触面に溜まって
その汗でかぶれるのか、汗が金属と反応して痒くなるのか分かりませんが、
お話を聞いているとどうやらそうじゃないかなと思う事もあります。

夏場ネックレスの鎖が痒くなる方は、お風呂の時に石鹸で
ネックレスも洗ってみてはどうでしょうか。
外さなくても、身に着けたままチェーンを指で擦って手入れされると、
アレルギーで困るという方からのご相談が止まったケースもあったので、
もしかして…それ汗が原因じゃない?と疑う事があります。

純金、純銀、純プラチナでアレルギーになった!という方もいらしたのですが
そりゃ汗じゃないですかと話します。
貴金属自体で反応する事はほぼないからです。
でなければ、別の金属で割られているか、そもそも偽も…
ゲホンゲホン、なんでもありません。


オーダーの中には、銅で反応するからと、18金の割り金で25%銀を使った事もありました。
また、肌と金属の間に、直接触れない様プラスチックや樹脂で
保護をしてジュエリーを制作した事も何度もあります。
それで反応したら汗ですよと話しながら、安心して着けてもらえるように毎日制作しています。

ま、そもそも私自身が銅に反応するので、純銅でジュエリーを創った時は痒くて
悲鳴を上げながら創りましたけどね!少し銅が混じってても何も反応しませんよ。

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